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選択肢

最近電気が安定している。
これまで経験したことが無い程の安定供給。
もちろん、マサシでは。

丸一日電気があったり、停電したと思ったら10分後
には復旧したり。まさにミラクル。

仕事はさくさく進む。でも、なんか落ち着かない。
こうも電気があるとどうも調子が狂う。
例えばパスタを茹でる時、瞬間湯沸かし器を
使おうか電気コンロを使おうか、炭を使おうかを迷う。

それで最近思った。
豊かな生活はたくさんの選択肢を生み、
一つ一つの選択が人を疲れさせるのではないか。

電気がなければ炭でしかお湯を沸かせないから、
選択する必要もないし悩む必要もない。

パスタの茹で方に悩んで首を吊ってしまう人は
きっといないと思うが、経済大国であり自殺大国の
日本は選択肢で溢れている。コーヒーが飲みたければ
スタバ、ドトール、シアトルズベスト。。あぁ羨ましい。
一方ここではそんなことに悩む必要もない。
だってここには、コーヒーショップなんてものはないんだから。
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WEBコンテンツ制作委員会

県庁のWEB製作がようやく、始まった。
6月頃、知事に製作委員会の招集を依頼し、
メンバーの選出はしたものの、俺の都合や県庁の都合で
ずるずるとずれ込んでしまっていた。
今日は記念すべき1回目のミーティング。

作るのは日本人ではなく、県庁の人間であるべきなので、
議長は計画部の部長、日本人はスワヒリ語で会議全体を牽引する。
案の状、議論している人たちのスワヒリ語について
いくのは無理だったけど、2日以上かけて準備をした甲斐もあって
多くのことが決まり、有意義な時間にすることができた。

仕事にもいろいろあるけれど、俺はこういう、みんなで
意見を出し合って、一緒に進めていく仕事が一番好きだ。
折角集まったメンバーが、彼らでなければできなかった
WEBサイトを作る足がかりになれればと思う。

言語は違えど、会議のテクニックは同じ様に通用するし、
肌の色は違えど、皆、私たちと似たようなことを考えていた。
目の前の真っ黒な人たちを見て、なぜか笑いがこみ上げてきた。

小さなこと

小さなことがとてもうれしく感じることがある。

今日、職場に行ったら机の上に手紙がおいてあった。
見出しは
「TAFADHALI SOMA TANGAZO HILI KUHUSU VIRUS MPYA
ANAYEWEZA KUHARIBU COMPUTER ZETU」
(このニュースを読んでください。私たちのコンピュータを
 壊しうる新種のウイルスについてです。)

手紙はカウンターパートがおいてくれたもので、
友達のコンピュータ技術者から仕入れたニュースを、
プリントしただけの紙だったけど、すごくうれしかった。

活動をしてると、孤独を感じることがある。
会話ができるといっても完璧ではないし、
自分の考えや、思いを完全には伝えることができず、もどかしい。

考え方も、理想も違う人達に囲まれ、一人でたくさんの
コンピュータを前にして、どうやれば今がよくなるかを考えないといけない。
だけどこの手紙は、それを否定してくれた。

イライラもするし呆れもするけど、こういうことがあると
「よし、やってやるか!」と思うことができる。

パソコンが壊れた

タンザニアに来る前に買ったネットブックが壊れた。
まだ一年も経ってないのに・・。

どうやらバッテリが過放電したらしく、
電源接続すれば起動するけどバッテリを
使うと電源スイッチを押しても反応しない。

メーカのASUSはバッテリを1年保障しているようなので、
カスタマーセンターに、現在地がタンザニアという旨を
きちんと書いてメールしてみた。
その返信がこれ。

<返信文>
下記の件でございますが、修理に出す必要があると思われます。
地元のサービスセンターにご連絡いただきますようお願い致します。
お手数をお掛けして申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

地元のサービスセンターって、一番近いところで南アフリカなんですけど・・
アフリカでモノが壊れると大変。。

空からコンドーム

今日、家で報告書を作っていた時のこと。
休憩に中庭に出てみると、球体が地面に転がり、風に揺られている。
球体は白濁色で直径30cmくらい。
いつも見慣れた中庭が、なにやら幻想的に見える。

「長時間ディスプレイ見つめてたから目がつかれたのかな?」
と思いながら近づいてよく見てみると、

膨らんだコンドーム。。

その日の帰り道、たまたま家の近くの茂みでコンドームの袋を見かけた。
「おいおい、こんなところで」と思いながら素通りしたのだが、
その中身なのだろうか、高い塀を越えて我が家の中庭に降ってきた。

犯人は近所の子供たち。
いたずらが大好きで、たびたびお仕置きをするのだが
懲りずに何度もやってくる。それにしてコンドームって・・

小雨期に入った今、虫が多くなってきた。



いつも多いがこの時期は本当に多い蠅と蚊、
極悪な羽音を鳴らして飛び回る蜂、
人に向かって飛んでくるゴキブリ色のカナブン、
やたらとデカく、平べったくて動きが早い蜘蛛、
もちろんゴキブリも。
そして極めつけはクンビクンビと言われる巨大羽アリ。

雨が降った日の夕方、雪みたいに空にちらちらと舞う。
なんせ数が非常に多い。
ナウシカに出てくる、空飛ぶ赤い虫に近い。
(いい写真がとれなかった。すみません)

下はジョゴーと言われるムカデの一種。

昨日はノートパソコンをひょいと持ち上げてみたら、下にサソリが・・!
比較的ポピュラーなのでさほど驚かなくなったけど、
近くにあった村上春樹の小説「海辺のカフカ」で退治した。

マサシにテレビ局?

実は、マサシにはテレビ局がある。

今は稼働していないが、昔どこかの支援で県庁が設立したらしい。

そのテレビ局を復活させようと、同僚らが動きだした。

どうやら、マサシ県内の限定放送でローカルニュースを放映したいらしい。


俺「なんでテレビ局・・?」

同僚(以下、同)「今はマサシ市内で起こったニュースを知る方法がないからだ。

  例えば向こうの市場(いちば)で起こった情報が県庁では

   すぐに分からないだろ?それに県内のニュースを住民に伝えなければ

  いけない。」

俺「いやいや!そもそもここは電気がないし。電気がないとテレビ点かないし!

  そんなカネがあったら水道とか電気に使おうよ。

  物事には優先度ってもんがあるだろうが。」

同「・・・いいかタイチ、仕事って言うのは平行して進めるもんなんだよ。

  テレビと電気、道路、水道、テレビ局といった具合にだ。」

俺「(ほぉぅ・・)じゃあ作ったとして、誰が見るんだよ。

  テレビ持ってるなんてそんなにいないだろ。」

同「少なくはないよ」

俺「おいおい(笑)」



絶対いらないよー!だって作ったって誰も見れないもん!

マサシ住民のテレビ所有率ってどのくらいだよー!

県内に100台位しかないんじゃないのかー?だから前に潰れたんじゃ・・。

ローカルニュースの配信なら「かわら版」で十分。電気もいらないし

ランニングコストもかからないベストチョイスだと思うんだけど。



まぁ、何か新しい事をすることはすごくいいことだと思う。

でもアクションを起こす前にはよく検討すべき。

需要はあるのか?需要層は?目的を満たす最善の選択肢は他にないか?

それに先の事も考えるべき。

運営には何人必要?年間幾ら必要?客観的・定量的な評価は?

それとも、他に違う力が働いているのだろうか。



テレビ局の必要性も疑わしいが、それよりもライフラインである

生活インフラを飛び越してメディアに注ぎこもうとする

金の使い方に強く疑問を感じる。


この問題はきっと、タンザニアの地方行政の構造に問題がある。

ここでは「町」と「村」の開発予算が別に設けられていて、

人口が集中する「町」には優先して多額の資金を充てる。

今回の例では、この予算がテレビ局に流れたわけだ。

 一方で「村」は町に対して数が多い割に(裕に100は超えると思う)

1村あたりの人口が少ない為、予算を村全てに延べるとどうしても

1村あたりの予算は少なくなってしまうし、優先度も低くなる。


これでは町と村の生活水準の差は開く一方で、村は一向によくならない。

町は近代化の幻想を追って無駄金を使い、村ではいつまでも水瓶を頭に乗せる。



居住区の規模に関わらず、人間に必要なのはライフライン。

ライフラインとは水、食料、医療・衛生。

タンザニアは、それすら十分な水準を実現できていない。

村から見れば、そもそも行政なんてないも同然。

タンザニアの行政はホントにダメダメ。


ここでは開発を「金ベース」ではなく、「物ベース」で考えるべきだと思う。

金は食べられないし、割ることでいくらでも小さくすることができてしまう。誰かのポケットにだって入れ易い。

物ベースの開発とは例えば、

 ・人口100人単位または半径5Km以内に井戸を最低1つ作る

 ・100人が生活する居住区あたりに年間xトンの食糧を保障する

 ・半径200Km以内に病院を1つ作る

こんな感じで行政サービス区を距離や世帯数で単位ずけし、

それごとにモノを整備していく。

こうすれば金や、設置に必要な時間の見積りもし易いし、

ドナーにとっては必要な資金と金の流れが分かれば支援金も出し易い。

ODA支援金の流れも分かりやすいのにと思う。


村が多い・人口分布が分散しすぎて自治しにくいという問題も、

数か所に分散した世帯を1つの行政サービス区に寄せるなどして整理すれば、

自治しやすくできるだろうに。

小雨期

11月に入った。

そろそろタンザニアでは小雨期の始まり。

そして今日、久々に雨が降った。


ここマサシでは、乾季の6月~10月本当に雨が降らない。

お天気雨とか雀の涙程の雨は何度か見た事があるが、

流石アフリカ。乾季の「乾きっぷり」は徹底している。


最近は井戸や公共水道が普及したから、マサシ住民が水探しに紛糾する

ことも少なくなくなったが、それらがなかった昔は大変だったに違いない。

今でも村に行けば、何キロも離れた場所に水汲みをしに行かなければ

いけない住民も多い。


水瓶を頭に載せ、裸足で歩くアフリカ人女性の絵。

それがここではリアル。


恵みの雨。

これまで雨なんて鬱陶しいものでしかなかったけど、

今はその雨を集め、毎日飲む。


今日の雨はまだまだ本調子じゃなかったけど、

たくさんの雨が降りますように。

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