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safari5 白人至上主義

3/25 Tukuyu ->Iringa バスで5時間位
南西部旅行Ⅰでも訪れたイリンガ。今のところ、タンザニアで一番好きな街。
ムベヤ同様、高地で涼しく、ごはんもおいしい。
それに美人なタンザニア人が多い。

この日、このタンザニア生活でも3本の指に入る程、印象に残る出来事があった。

夕食で訪れた外国人向けのバーで、隊員5人と食事をしていると、
酒に酔った白人女性がいきなり近づいてきて、カンフーらしきモノマネをしながら
「ヒッフッハー!ハクナマタータ!」といい、唖然としている俺達の前から
去って行った。(ちなみにハクナマタータhakuna matataはno problemの意。
ケニアのスワヒリ語で、タンザニアでは日常使われない。)

ここに住んでいて、タンザニア人から同じことを言われることは、
数えきれない程あるけれども、タンザニアで白人から言われた事は初めてだった。
突然の事に唖然としてしまって反応できなかった事、その女がいた席から
笑いが起きた事に、今思い返しても腹が立つ。


女は見るからに泥酔していたし、「酔っ払い相手に・・」と考えたり、
スワヒリ語が通じないし、どうようかと悩んだけど、やっぱりそのままに
してはおけなかったので無礼を指摘しに行った。

その女は俺が近付くなり、「Are you Japanese? Or Chinese?」と言いながら、未だにカンフーっぽいジェスチャーをしてくる。
彼女にとっては、日本も中国も同じで、ただアジア人を馬鹿にしているのだ。
よく見ると、服も酒で汚れた、泥酔した中太りの中年女性。
苦手な英語で、「今のは無礼だろ」というと、同行の男と知らない言葉で話を
した後、男は「I don't think so」という。
女は、完全には聞き取れなかったが、「そんな事で文句をいわれるのなら
日本人を殺さなきゃいけない」とかほざく。

この時の感情は、悔しさと悲しさの2つ。
英語で完全にコミュニケーションが取れない事、民族間にある壁を肌で
感じてしまった事。
タンザニア人は中国人をからかうが、無礼を指摘すれば謝る。
しかし彼らの姿勢はからかっていたのではなく、冷徹に侮辱していた。
人として見られていた実感すらない。

「酔った相手に・・」とは言うが、酔ったときにこそ人は本音を出す。
きっと、彼女らの本音はああなんだと思う。


その場は、途中から入ってきた、スワヒリ語が堪能な白人が抑えてくれたが、
これを書いている今になってもまだ、俺の気持ちは整理できていない。


黄色人の俺は、いい白人をいっぱい知っている。それと同じ数だけいい黒人も。
だからこそ俺は、肌の色でその人を計れるわけがないと、言い切れる。
でも、世の中には残念な事に、未だに「白」と「黒」、「黄」で価値や優劣を
決める人間もいる。「白人至上主義」と言われる様に、悪しき歴史に培われた
白人優位の考えは、未だにしっかりと世界に根を張っていて、こんな
ふとした時に顔を出す。あの女は、いやあの女性は、きっと黒人に対しても
きっと同じなんだろう。

南アのアパルトヘイトや、アメリカの人種差別が、
こんなにもやり場のない負の怒りを生んでいたのだと思うと、心が苦しくなる。


なぜ人種や文化の違いを価値として受けとめ、尊重し合う事ができないのだろう?
異なるものを認める強さを持つ事ができない、白い肌をした「仲間」が、
情けなくて涙が出る。

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