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HIV

アフリカの問題と言えば貧困と並んで有名なHIV。
よく考えれば今まで一度も取り上げたことがなかったので、
今回はHIVがテーマ。

もはや知らない人はいないであろうHIV。Human Immunodeficiency Virus。
邦訳するとヒト免疫不全ウイルス。

タンザニアの感染率は確か7%以上。
対して日本は0.5%程度?

つまりタンザニアでは統計上、15人に一人は感染していることになる。
しかもこれは、あくまで統計上の数字。
病院に行って検査していないけど感染している人なんて沢山いる。
日本にも言えることだが。

なぜアフリカではHIVがこれほどまで深刻な問題になっているのか?
タンザニア南東部の現状を見て原因を考察してみた。

 1.性商売
   生活に必要なお金の為に、未成年による売春も行われている。
   残念なことに、石鹸一個(500Tsh=50円)で体を売る高校生なんて
   話も聞く。「生活の為」とは言っても、売らなければ飢えてしまうという
   程の貧困が背景ではない。お小遣い欲しさの売春も。援助交際の様。
   外国人は勿論、国内でも長距離輸送の運転手が地方で買春し、
   それがベクターとなって全国に感染が広がる。だから主要都市に向かう
   分岐点の町などは、多くのドライバーが宿泊する為、感染率が上がる。
 2.貞操観念
   この言葉、男性にも使うのかな?
   イスラム教率が高い割に、男女問わず若者は性に対して奔放な様子。
   日本の田舎でも、「停電になると出生率が上がる」という様に、娯楽の
   少なさにも原因しているのかも知れない。
 3.HIV予防知識の不足
   HIVそのものに対する知識が少ない様に見受けられる。
   政策も大きくHIVを問題提起していて、看板やCMは日常的に目にする。
   またNGOやボランティアも多い。しかし、相対的に見てまだ十分では
   ないのだろう。HIV=コンドームの等式は頭にあるものの、HIVが何なのか、
   またどう感染するのか等の知識はあまりない。
  4.コンドーム
   流通が不足しているらしい。政府やNGOが無料配布しているそうだが、
   村では手に入らない。
   流通だけでなく、質も悪いらしい。タンザニア国産(?)のコンドームも
   幾つか出回っているが、技術がない為に性的な満足を得る事ができないと
   いい、性に活発な若者がこれをつけたがらない。
   「バナナ味」とか、「チョコ味」とか、タンザニアのコンドーム会社は、
   薄さではなく味で拘る様子。
 5.貧困
   食べる事で精一杯の人たちが、コンドームを買って使うわけがない。
  6.文化
   以前にも挙げたが、タンザニアは家族構成が広く、大きい。
   誰かが死んだ時にその貰い手を確保する為だが、例えば旦那がHIVで死去
   すると、その妻は旦那の兄弟に引き取られ、妻⇒旦那の兄弟⇒その妻へと
   感染が広がっていく。


これらの問題が複雑に絡み合って、感染率を高くしてしまっているんだと思う。
特に貧困とコンドームは根が深い。コンドームを店で売る一方、NGOや政府が
無料配布すれば、それを売って商売する輩がでてきてしまう。
毎日の生活にギリギリの村人は、未来の健康よりも明日の食糧を選ぶ。

「コンドームは売らないで今晩使いなさい。あなたの未来の為だから」
コンドームをくれた人間がこう言ったところで、生活に貧窮している人の心には
届かないだろう。
「気持ちは嬉しいが俺は今、腹が減っているんだ」

コンドームの価値を限りなくゼロにしなければ、コンドームを無料配布しても
意味がない。
コンドームの価値を下げても、使われなければ意味がない。
使われる為のコンドームを作る為にはカネがかかる。


極端な話、日本のコンドームがそこいらじゅうの木に(マンゴーみたいに)
ぶら下がっている位の状況があれば、もう少し改善されるのかもしれない。

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